スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

映画

海といえばこの小説!

今週のお題「海」 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」 原作 岩井俊二 著 大根仁 本書は2017年にアニメ映画化したもののノベライズ版です。どうしても映画やその原作となったドラマの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」の話を避けて…

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

今週のお題「わたしの好きな歌」 ゴールデンスランバーは訳すと黄金の眠りという意味です。伊坂幸太郎さんが好きそうな言葉ですね。このタイトルでビートルズが歌っています。 堺雅人さんが主演で映画化もされたことで有名な小説です。主題歌には斉藤和義さ…

「イン・ザ・プール」 奥田英朗

僕には一時期カウンセラーになろうと本気で勉強していた時期があり、実際にカウンセラー養成学校に通っていたことがあります。 途中で「カウンセラーとは生き方のことで職業のことではない!」と考え(かっこいいことを言いたかっただけで実際には色んな理由…

「容疑者Xの献身」 東野圭吾

以前に「ソウルケイジ」でも本書について少し触れましたが、やはり単独で書くべき作品だなと思いました。 本書は東野圭吾さんの最大級のヒット作で映画化もしています。 映画での福山雅治VS堤真一&松雪泰子は観ててどっちを応援したらいいのか分からなくなる…

「天使の卵 -エンジェルズ・エッグ」 村山由佳

浪人生の歩太(あゆた)は8つ年上の精神科医に一目惚れをした。 ヒロインの春妃とは電車で出会い、その後は父のお見舞いに行ったときに話し、仲を育んできた。 様々な障害を乗り越えながら惹かれ合う二人は恋愛小説としては当然の展開なのだが、とても美しく…

スポーツ小説の不朽の名作

「おっぱいバレー」 水野宗徳 最近は本当にありがたいことにこのブログを読んで下さる方が多くなってきたと感じています。 しかし、どうしてもこの本について書きたくなりました。 本書はスポーツ小説の中でも強くなりたいという気持ちが一番伝わってきたか…

「告白」 湊かなえ

多数の映像化作品を持つ湊かなえさんは今や大御所の小説家といって間違いないのだろうと思う。 ただ、僕は読まず嫌いなのにも関わらず湊かなえさんの小説を避けてしまっていた。 実際本書を読んだのは映画化から数年後だった。 そして後悔した。もっと早く読…

東野圭吾さんとビートルズ

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾 僕は東野圭吾さんにちょっと苦手意識があって、本書で東野圭吾さんとは数年ぶりの再会でした。 苦手意識の原因は明確で殺人事件の犯人を教えずに終わる小説があったからです。 これには怒りで数日間ぷんぷんしてしまいまし…

「キサラギ」 原作・古沢良太 ノベライズ・相田冬二

今週のお題「アイドルをつづる」 僕は今、はてなブログというところでブログを書かせていただいています。 そこでお題を募集していて、それがちょうど書きたい内容と一致していたので今回はアイドルが出てくる小説について書きます。 初めてのノベライズ本の…

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎

「春が二階から落ちてきた」で始まる本書は伊坂作品の中では珍しい書き方をしている。 語り手は一人だし、特段驚けるトリックも使っていない。 伊坂幸太郎は伏線の魔術師とも言われるが、本書では控えめにしているように感じる。 ただやっぱり伊坂作品は初期…

「億男」 川村元気

初対面の人と話すときはとても緊張しますが、何とか会話を繋げようとすることがあります。 その時に「三億円当たったらどうする?」と聞くとなかなか盛り上がりその人のことを少し知った気持ちになります。 みんな答えが違っていて(貯金と言う人が多い)面…

「いま、会いにゆきます」 市川拓司

梅雨が近いと思うとちょっと憂鬱です。僕は偏頭痛持ちで、雨の日は特に頭痛がひどい気がします。 何かいい対策があったら教えてほしいです。僕にできるお返しは本の紹介をもっと頑張ることくらいですが。 ちょっと強引な繋げ方ですが、雨に関係ある本といえ…

電車男は一世を風靡した。

最初にちょっと昔の話を。 僕の初デートは「電車男」の映画だった。同じバイト先の女の子を誘って奇跡的にオッケーをもらえたのだ。 館内の待ち時間では映画の主題歌である、ORANGE RANGEの「ラプパレード」が延々と流れていた。 いざ、上映。電車男がエルメ…

児童向け文庫にも名作は山ほどあります。

「きみにしか聞こえない」 乙一 僕は小学校では「ズッコケ三人組」を中学校では「星新一」を高校では「ブラックジャック」を授業中に読み続けるなどして本に親しんできました。先生にはご迷惑をおかけしました。すみませんでした。 図書室や学級文庫にはたく…

「スマホを落としただけなのに」 志賀晃

この本は発売当日に手に入れて、すぐに読み終わり、多くの人にオススメして買わせた実績があります(笑) 映画化するよという予想を周囲に宣言し、そのとおりになりましたが、誰もほめてくれずだった事を覚えています。 本書の魅力はタイトルからも伝わるよ…

「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊

本書はこのミステリーがすごい!の大賞を受賞し、映画化とドラマ化もされたことで有名な小説です。 今まで色々な小説の2回目、3回目を楽しんできましたが、本書だけは唯一、1度目を読み終えたあと、すぐに2度目を読みました。 真相を知った上でも楽しめる自…

「陰日向に咲く」 劇団ひとり

この小説とは高校生の時に出会って以来、転職や失恋のたびに読んでいる大切な一冊だ。 映画もとても良かったが、小説の方が数倍楽しめる。 何より劇団ひとり先生の筆力がすごい。今までたくさんの芸人が書いた小説を読んできたがそのどれもが「俺はこんな素…

「クローズド・ノート」 雫井脩介

大分読み込んだせいか表紙がちょっと汚くなっていますね。 本書は沢尻エリカ主演で映画化された作品です。 完成試写会で記者の質問に「別に」と答える姿が炎上していたのが記憶に新しいです。 知人の話だと、映画の題名にちなんで「沢尻エリカ、心もクローズ…