スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

恋愛

甘酸っぱく、そして激しい痛みを伴う恋愛小説を取り揃えました。

クリスマスを豊かにする小説

「君にささやかな奇蹟を」 宇山圭佑 《宇山圭佑さんは稀代の恋愛ストーリーテラーだ。》 という書き出しで本書については5月21日に既に書いていました。 あの頃のを読み返すと恥ずかしいですね。 全然作風が違うし、ちょっと偉そう(¬_¬) まぁ偉そうなのは今…

「きらきらひかる」江國香織

本書は変人の僕から見てもいびつな形の三角関係の物語です。 変わった形の夫婦が主人公なのです。 でもとても「自然な夫婦」だとも思いました。 しかし、本当のところ僕は、本当に自然な夫婦だと思っているのか、思いたいのかはよく分かりません。 複雑な気…

ブログを始めて7か月ですよ

早いもので一日一冊のブログを始めて7か月を無事に迎えることができました。 脱線しかしない記事や訳の分からないダイエット記事などで、本から逃げたと思われても仕方のない内容にもお付き合いくださいましたこと、本当に感謝しています。 記事がどれだけふ…

「勝手にふるえてろ」綿谷りさ

綿谷りささんに書くのは2度目ですね。 前回は6月25日に「インストール」について書いたはずなのに、なぜか鬼束ちひろさんを紹介するというクレイジーな記事を書きました。 つい、引っ張られてしまったようなのですが、綿谷りささんは僕の中でクレイジーガー…

「女のいない男たち」村上春樹

本書はとある信用できる筋のおすすめ文を読み、ならばと思って読んでみた。 しっかし、本書について書くのはとても難しい。 今回のブログではセックスという文言がたくさん出てくるが、本書にはそれ以上に出てくる。それが村上春樹流なのだ。きっと。 僕には…

「カフーを待ちわびて」原田マハ

冒頭から物語に引き込まれてしまった。 《いつもの昼のまどろみの中で、友寄明青は確かにその音を聞いた。》 原田マハさんとは本書で初めましてなのだが、なぜかこの一文から筆者はとても素敵な文を書くだなという予感があった。 実際、その予感はあたり、最…

小説に学ぶ恋愛テクニック(男性向け)

本が友だちで知られる僕でも女友だちはいます。 心優しき彼女たちはごはん代の代わりとばかりに恋愛について語ってくれます。 ちなみに財布はいつも家に忘れてしまうみたいです。ドジっ子ですね^_^ 彼女たちはどんな男に惹かれるか教えてくれます。 もしかし…

「小説 秒速5センチメール」新海誠

8月28日に「天気の子 裏」でさんざん新海誠さんの悪口を書き、批判した。 その後、それを見た友だちに呼び出されて、説教を受けた。 「あの映画はな、おかしいと気づく前にいい音楽が流れたり、美しい景色になったりするんだよ!」 僕の夏美は必要なかったと…

「野良女」 宮木あや子

宮木あや子さんは「校閲ガール」で有名ですね。 僕はドラマの第1回を観たのですが、途中で観れなくなってしまいました。 よく発動してしまうリアリティセンサーのせいではなく、単純に与えられた仕事に文句を言い、上司にも楯突く石原さとみさんが観たくな…

女性向けエッセイ 5選

今回は女性向けの本を5冊集めました。 この記事で僕と初めましての方がいたらドン引きな内容かもしれませんが、僕は恋愛小説やスピリチュアル本も好きなのです。 1.「勇気は、一瞬 後悔は、一生」 0号室 著者の0号室さんはツイッターで大人気です。 最近…

「レインツリーの国」 有川浩

一日一冊について書いてきて5ヶ月が経ちますが初めて有川浩さんについて書きます。 有川浩さんについては嫌な思い出が2つあるのです。 当時荻原浩さんにはまっていた僕は友だちに「ありかわひろしって男っぽい名前だけど女性作家なんだよ」と自慢げに言っ…

「カササギの計略」 才羽楽

恋愛ミステリーでは「イニシエーション・ラブ」が有名ですが、僕の中ではこれが一番です。 恋愛ミステリーはイチャイチャ部分が楽しく、謎解き部分にも愛があります。 すこし厄介なのが、バッドエンドの可能性があることです。以前も書いた気がしますが僕は…

「タイニー・タイニー・ハッピー」 飛鳥井千紗

王様のブランチで紹介されてヒットした、飛鳥井千紗さんの出世作です。 飛鳥井千紗さんとは「学校のセンセイ」で初めて出会いました。 「学校のセンセイ」は学校の先生と恋をするラブストーリーでした。モデルのツィッギーを扱うあたりが新鮮で好感が持てた…

モテ本を集めました。

今回は男性向けのお話をします。 僕はモテたい気持ちが溢れすぎてモテ本を集めたことがあります。 さらにはモテ本コーナーの特設台に置く本を選定したことがあります。闇歴史ですね。 でもモテたいという気持ちが物事の動機として深く根付いて社会は成り立っ…

「もういない君が猫になって」 梅原満知子

本書は表紙に惹かれて買いました。 女の子だけでもかわいいのに猫もいたら最高ですね。 猫は究極のぶりっ子です。誰が見ても、どこの角度から見てもかわいいです。 昔はとらという虎猫を飼っていました。とらはお腹が空くと母の足を噛みます。 母は「こいつ…

一癖のある恋愛小説 5選

今回は設定に工夫のある恋愛小説を集めました。 今のうちに言っておきたいのは、ややこしい設定があるものはちょっと疲れてしまいます。 「コーヒーが冷めないうちに」は5つのルールを覚えようと頑張りすぎて疲れてしまいました。 恋愛小説を読むときは難し…

「桜のような僕の恋人」 宇山圭佑

書店で働いていたときロングセラーだったのが、本書でした。 もう毎週のように集英社文庫の営業の方が、お店に来ては本書の素晴らしさを伝えにきました。 根負けした僕は、大量に取り寄せたところ爆発的なヒットはしませんでしたが、少しずつ売れ始め、定番…

「恋が生まれるご飯のために」 はあちゅう

タイトルに惹かれて購入したものの、当時はあちゅうさんが何者かはよくわかっていませんでした。 今でこそ作家さんだと知っていますが、当時は童貞に厳しい人という印象がありました。 彼女のSNSでの発言では「童貞というのは救いようのない病気なのだと悟っ…

中野にオシャレなカフェがありました。

「コーヒーが冷めないうちに」 川口俊和 先日行った中野のカフェは落ち着いた雰囲気があって読書に最適な場所でした。 右の写真はココアブレッドという名前でした。 温かいパンのサクサクとバニラアイスのしっとりを別々に食べたいと思ってしまった僕はあま…

「百瀬、こっちを向いて。」 中田永一

中田永一さんとは初めましてでしたが、ちょっと陰があるけどさわやかな恋愛短編集でした。 背表紙のあらすじにはみずみずしいとあったものの僕ならば一言付け足します。 みずみずしく、痛い恋愛小説だ と。 ここからは一話ずつ特に気に入った一文を中心に書…

「夏休み」 中村航

今週のお題「夏休み」 僕は暗い学生生活を送っていたので夏休みはとにかく憂鬱でした。 友だちと会いづらいとか高尚な理由はなく、純粋に暇だったのです。 当時からもっと読書に励んでおけば良かったなぁと切なくなります。 仕事をがんばって、お金を貯めて…

「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ

この本を学生時代に手に入れた僕はなんと学校で読んでいました。ただ図書室の誰の目にも触れないところでですが。 学校で一人になれる場所を持っているのは読書家あるあるだと考えるのは僕だけでしょうか。 ちょっとエッチな話を期待していたのは確かですが…

「感情8号線」 畑野智美

僕は東京の中野出身なので、環状8号線とは縁が深い。特に本書にでてくる荻窪や高円寺は住んでいたこともあるくらいだ。 色々な恋愛短編集がある中で土地に注目する小説は珍しい。 本書は幸せへ遠回りしてしまう女性たちの話を集めた短編集となっている。 語…

海といえばこの小説!

今週のお題「海」 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」 原作 岩井俊二 著 大根仁 本書は2017年にアニメ映画化したもののノベライズ版です。どうしても映画やその原作となったドラマの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」の話を避けて…

「俺、猫だけど夏目さんを探しています。」 白野こねこ

写真が残っていたら公開したかったのですが、実家で飼っていた黒猫のくまは世界一美しい猫でした。 長い睫毛と切れ長の目、人を寄せ付けない雰囲気を持ちつつも寒い時は甘えてくるツンデレさんでもありました。 それに加え、胸元と足の付け根に白い毛が生え…

絶対におすすめできない恋愛小説

「リケコイ」 喜多喜久 この表紙に一目惚れして買ってしまった一冊。 表紙だけでものすごい数の期待感が高まる情報があったのだ。 まずタイトル、「リケコイ」は石持浅海ばりの人の恋路を論理的に解明しそうな知性がある。 筆者の喜多喜久はこのミステリーが…

石田衣良さんについて

「1ポンドの悲しみ」 石田衣良 石田衣良さんは「IWGP(池袋ウエストゲートパーク)」シリーズで有名な作家です。 若者や女性を中心に人気があるような気がします。 しかし、僕は石田衣良さんの本を十作以上は読んでいますが、あまり良い印象を抱けずにいたと…

「天使の卵 -エンジェルズ・エッグ」 村山由佳

浪人生の歩太(あゆた)は8つ年上の精神科医に一目惚れをした。 ヒロインの春妃とは電車で出会い、その後は父のお見舞いに行ったときに話し、仲を育んできた。 様々な障害を乗り越えながら惹かれ合う二人は恋愛小説としては当然の展開なのだが、とても美しく…

「コンビニララバイ」 池永陽

この本を読んでいた当時、僕の夢はコンビニの店長になることでした。 伝説のコンビニが見つからなければ、自分で作ってしまえと考えていました(このネタを分かってくれる人はめったにいないです)。 ただこの頃はちょっとやる気が落ちていた時だったので本…

「可愛い世の中」 山崎ナオコーラ

表紙がシンプルで可愛い本書は女四姉妹の話。 最初こそ姉妹四人でわいわいやる様子は姦しかったが、中頃から二女・草子の話だとわかる。 名前のセンスが独特なことも影響しているのか四姉妹はとても個性的で魅力がある。 長女は星、二女は草子、三女は豆子、…