児童向け文庫にも名作は山ほどあります。
「きみにしか聞こえない」 乙一
僕は小学校では「ズッコケ三人組」を中学校では「星新一」を高校では「ブラックジャック」を授業中に読み続けるなどして本に親しんできました。先生にはご迷惑をおかけしました。すみませんでした。
図書室や学級文庫にはたくさんの良い本があり、ひたすらに読み漁り、司書の先生に取り寄せて欲しい本のリクエストを出していました。
大人になった今、図書室に行っても飽きないだろうなと確信しています。
なぜなら今書店へ行っても保育書あたりのコーナーがとても面白いからです。
「ざんねんないきもの辞典」や「五分後シリーズ」などなど。書ききれないくらいです。
本屋に行ったときは必ず保育書のコーナーを我が子へのプレゼントを探している父親を演じながらウロウロしています。(僕は結構人の目を気にしてしまいます。)
あと佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」は今でも多くの人が知っている名作絵本ですね。
教訓の解釈について北村薫さんの説が面白かったです。下の写真の「猫が見ていた」というアンソロジー小説のなかで「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」を発表しています。
ここでの解釈はとても面白いのでおすすめです。子どもにその解釈を伝えていいものかは微妙なところですが。
「星の王子さま」もとてもいいですよね。ミュージアムが作られるくらい世界でヒットしました。
『大切なことは、目に見えないからね』は名言です。
wi–fiのことでしょうか?違うかな(笑)
「きみにしか聞こえない」は成海璃子と小出恵介で映画化もされました。
もう地上波では流れないと思うと残念です。
頭の中にある携帯電話での会話を通じて惹かれあう二人。ラストシーンは泣けてしまいます。
大人の方でも感動できる名作です。