スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

ベストオブベスト

僕の中でのベストを集めました。

「深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち」天見 ひつじ

副題「ロンドンに薫る珈琲の秘密」 最終回はこの本にしようと、一日一冊のブログを始める前から決めていました。 これまた宝島文庫でして、宝島社からでていなければ手に入れなかったであろう、隠れた名著です。 本書の舞台はタイトルのとおり、イギリスはロ…

「リメンバー」五十嵐貴久

※本書はリカという最恐ホラーシリーズの5作目です。時系列的には2作目の「リターン」の続編です。なので、ここからは前作のネタバレが含まれます。まだ前作を読んでいない方はお気をつけください。あと、リカはついに侵食を始めました。そのことも合わせてお…

「教場」長岡弘樹

本書は長岡弘樹さんの出世作です。 まぁ僕としては「傍聞き」の方が好きなのですが、「教場」を読んだときは文句無しの満点だと思いました。 ヒットの理由のひとつには設定がシンプルで、小回りのきくストーリー作りができるということがあると思います。 設…

クリスマスを豊かにする小説

「君にささやかな奇蹟を」 宇山圭佑 《宇山圭佑さんは稀代の恋愛ストーリーテラーだ。》 という書き出しで本書については5月21日に既に書いていました。 あの頃のを読み返すと恥ずかしいですね。 全然作風が違うし、ちょっと偉そう(¬_¬) まぁ偉そうなのは今…

「科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました」朱野帰子 ②

①ではおかしなことばかり言ってすみませんでした。 今回は本書のことに則して進めていきます(^^) また余計なことを書かないようにあらすじは背表紙に任せましょう。 《電機メーカーに勤める科学マニアの賢児は、非科学的な商品を「廃止すべきです」と言った…

「君の膵臓をたべたい」住野よる

本書の小説は最高でしたが、映画も最高でした。 しかし、僕の中では最高に痛い想い出が詰まっている本でもあります。 その痛い想い出を忘れないよう、僕は本書を手元には置かないようにしています。 このあと、なぜ本書を手元に置かないか、痛いデートの想い…

「金曜日の本屋さん」名取佐和子

副題「夏とサイダー」 シリーズの2作目です。 本書の物語は青春小説の黄金パターンです。決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉なのですが、「ビブリア古書堂の事件手帖」と類似点が多い小説です。 舞台は金曜堂という書店です。ちゃんと金曜日以外も営業して…

一日一冊のブログの8ヵ月目でお願いがあります。

一日一冊のブログを始めて8ヵ月が経ちました。 今まで読んでくれた皆さま。本当にありがとうございます。 このブログを書いていなければ出会えなかった方が多くいます。とても支えになっています。 このブログを書いていなければ出会えなかった本や出会えな…

「ねじまき片想い」柚木麻子

本書は現在片想い中の人が読むと片想いが加速すること間違いなしです。 愛する人に近づく災厄は取り除きたい、矛盾してるけど、彼の恋も応援したい。 彼と話すだけでうっふふーとなるが、それが彼にバレるのも周囲にバレるのも恥ずかしい。 もちろん周りの人…

「ボッコちゃん」星新一

「ボッコちゃん」は50編が収録されたSFショートショート小説です。 星新一先生自らが収録作品の編集に携わっています。 だからなのか、ドラマ化・マンガ化作品が多数入っています。もしかしたら映画化したものもあることでしょう。 収録作品の「おーい でて…

もうすぐ、冬ですね。

今週のお題「紅葉」 今回はお題から発想を飛ばして季語について書きます。 というとプレバトみたいですね。 プレバトをご存じない方はすみません。毎週芸能人が俳句を詠む番組です。僕の中で今、特に面白いバラエティ番組なのです。 お題は紅葉でいただきま…

「僕の人生には事件が起きない」岩井勇気

岩井勇気さんのコラムは何度かYahooニュースで読ませていただきました。 それは組み立て式の棚の話と同窓会での嫌な奴の話でした。 特に同窓会の話は面白く、あっという間に読めてしまったので、これは何文字だ?と疑問感じ、調べたことを思い出しました。 …

「午後の恐竜」星新一

僕の価値観を支えてくれた作品は数多くありますが、パッと思い付くのは「地獄先生 ぬーべー」、「アウターゾーン」、そして星新一さんのショートショートの小説です。 うち2つはマンガですね。最近の悩みはマンガを読むタイミングがわからないことですが、昔…

超能力バトル

「愚者のスプーンは曲がる」桐山徹也 本書は「スマホを落としただけなのに」と同じ日に発売されました。 もし、発売日が少しでもズレていたのならば、もっと有名になっていただろうなと思う一冊です。 そして今なぜか僕の中で特殊能力ブームがきておりまして…

「私の存在が空気」中田永一

特殊能力っていいですよね。 そんなことを常日頃、時には数時間考えてしまう僕ですが、本書でついに欲しい能力を見つけました! 本書は6編からなる短編集ですが、どの話にも不思議な能力や不思議なアイテムがでてきます。 それらは特に詳しい説明がなされて…

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんは強盗好きで有名です。 思えばデビュー作の主人公も強盗でした。「チルドレン」というコメディ色の強い作品でも強盗とそれに乗じた盗みが出てきます。 そして特殊能力好きでも知られています。 「砂漠」ではテレキネシスの少女、「魔王」の主…

「屍人荘の殺人」今村昌弘

先に本書を読んでいた兄に感想を聞くと、急にド直球のネタバレが飛んできました。 「館で〇〇〇が出てくるんだよ」とさらりと衝撃的な一言です。 その一言が本書を読むきっかけになりました。 様々な欲が満たされて大満足な一冊になりましたが、どうやらこの…

「カフーを待ちわびて」原田マハ

冒頭から物語に引き込まれてしまった。 《いつもの昼のまどろみの中で、友寄明青は確かにその音を聞いた。》 原田マハさんとは本書で初めましてなのだが、なぜかこの一文から筆者はとても素敵な文を書くだなという予感があった。 実際、その予感はあたり、最…

今日は猫の話をします

「猫は聖夜に推理する」柴田よしき 副題 「猫探偵正太郎の冒険②」 今日は猫にまつわる切ない話を2つします。 僕の実家ではくまとトラという猫なのに犬猿の仲のメス猫を2匹飼っていました。 彼女たちは十数年に渡り、生活を共にし、癒しを与えてくれました。 …

一番好きなドラマと小説について書きます。

ブログを毎日書いて半年が経ち、記事は昨日で200回に達しました。のですが、祝し忘れたので今回は祝202回目とします 僕は過去の記事と矛盾しないよう、気をつけているのですが、まだ一番好きな小説やドラマは発表していませんでした。(そうですよね←ちょっ…

半年ということは一年の半分だ!

「背の眼」道尾秀介 訳のわからないタイトルですみません。 一日一冊のブログを始めて今日で半年です。休まずに続けてこれたのも読んでくれる皆様があってのことです。 本当に感謝しています。 今までこんなになにかを続けてきたことのない僕には毎日が未知…

「殺戮にいたる病」我孫子武丸

いつかは書かなきゃなと思い憂鬱な一冊だ。 と言いつつもジャンルではベストオブベストに入れたのだが。 ミステリー好きならば、最高と評するかそれとも特長を認めつつも誉めることはできない作品だ。 本書は「十角館の殺人」と同じくらいの衝撃を放ち、後世…

「噂」荻原浩

人が他人について話すのが噂ですが、その内容には少しばかりの興味を抱いてしまいます。 あと気になるのはなぜ、この人(他人の噂話をしてる人)はこの話を僕に聞かせるのか。 色んな仮説を立て考えますが、他人のことを悪く言う人はきっと僕のことも悪く言…

二歩前を歩く者の正体とは

「二歩前を歩く」 石持浅海 同じ本について書くのは何度かやりましたが、今回は特別な気持ちです。本書については4月13日、第一回目で書きました。 一度直しましたが、当時の気持ちと反省する気持ちを残すために内容を大きくは変えませんでした。 振り返って…

「死神の精度」 伊坂幸太郎

伊坂作品の「アイネクライネナハトムジーク」の映画が絶賛放映中ですね。 アイネクライネについてもいつかは書きたいと思っているのですが、今回紹介したい「死神の精度」は恋愛シーンで1番好きなセリフがあったので、書きたくなりました。 死神といえば僕…

「WOLF ウルフ」 柴田哲孝

動物パニックものはとても好きなジャンルです。 以前に柴田哲孝さん著の「TENGU」について書きましたが、これは犯人の正体を人に言いたくなるランキング(僕が作ったランキングです)第1位でした。 TENGUでは道平という記者が主人公でしたが、道平は有賀雄…

僕とぼぎわんとの戦い

「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智 映画の予告でホラーだとは知っていた。 しかし、本を買うときに背表紙を読まない最近の僕は本書がミステリーである可能性も視野に入れて読み始めた。 角川ホラー文庫には警察ミステリーも多いからだ。 そして勝手ながら僕対ぼ…

「屋上ミサイル」 山下貴光

僕はこのブログでは数多くの「このミス大賞」作品を紹介してきましたが、僕の中では本書がNO1このミス大賞です。 青春ミステリーと聞かれれば、本書が出てくるのですが、あまり有名な著者ではありませんね。 実は有名じゃない作品を、著者さんを僕のブログで…

ブログを始めてはや五ヶ月です。

「龍神の雨」 道尾秀介 皆さまの応援のおかげで一日一冊、本について書くというブログを始めて今日で五ヶ月が経ちました。 読んでくださった方、本当に感謝しています。 最近では何が面白いのかを考える日々が続いています。 自問自答の日々ですね。答えは出…

「タイニー・タイニー・ハッピー」 飛鳥井千紗

王様のブランチで紹介されてヒットした、飛鳥井千紗さんの出世作です。 飛鳥井千紗さんとは「学校のセンセイ」で初めて出会いました。 「学校のセンセイ」は学校の先生と恋をするラブストーリーでした。モデルのツィッギーを扱うあたりが新鮮で好感が持てた…