スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

いつかは語りたかった心霊について

ちょっとだけ 「禁忌装置」 長江俊和

 

今回はとても長い上に本の話は最後です。

ですが、お付き合いいただけたら幸いです。むしろどこかで何か感じる部分があるかと思うので語り合いたいです。

おかしなことをたくさん言いますが、あなたはそー考えてるのね。などと思っていただけたら嬉しいです。

 

さて、皆さまは心霊現象を信じますか?

もちろんどちらがいいという話ではないのですが、僕は信じる方ですし、信じといた方が面白く思います。

世にも奇妙な物語、本当にあった怖い話は毎回観る。

地獄先生ぬ〜べ〜は僕のバイブルです。

あと心霊映像を特集した番組は毎回観るようにしています。そしてこの映像は合成っぽい、これはリアリティある、西洋の幽霊はがっつり姿を現わすんだよななどと思いながら観ています。

 

今までで一番怖かった映像は高校生たちが丑の刻参りで有名なお寺に肝試しに行った時の映像。

真っ暗な闇の中に「カツン、カツン」と何かを叩いているような音。カメラマンは「やばいかもな」とつぶやいている。一瞬の静寂の後「うぉー」と叫びながら白い服を着た人がカメラマンに向かって走ってくる。手には釘が刺さったわら人形とかなづちがある。高校生たちは必死に逃げる………。映像はここで止まっている。

結局はやばい人が一番怖いという話しもしたいのだが、この手の話は結末までの映像がない。

それが作り物感がでてしまう原因の一つだろう。

心霊現象否定派の人とこの手の話をするのはとても楽しい。正直言って僕だっていたら面白いだろうなという程度だ。

目撃したことも無い。

しかし、現状として幽霊の証明も否定も科学でできていない中では信じた方がワクワクするよね。と言いたい。

 

否定派の人と話すとき以下の3つの話しをする。これらの説は面白かったので聞いた話、読んだ話として伝える。

主に僕が心霊現象を信じるに至った根拠となる話だ。

しかし、聞いた話、読んだ話からは全文を抜粋できていないので自分なりの解釈は混じってしまっている。

 

1.幽霊とは微量のエネルギーだ。

誰かが怒っている時はその周囲の空気が悪くなると感じることがあるのではないだろうか。

人の魂や強い想いは時にエネルギーを持つ(生き霊もここに含まれる)。それに怒り、悲しみ、恐怖、それらのエネルギーはその場にとどまりやすい。

自殺の名所はエネルギーが溜まっている。そのエネルギーと波長が合ってしまうと引きずりこまれる可能性がある。事故多発現場にも同様の話ができる。

2.幽霊とは電磁波だ。

これは1.と通ずるかもしれない。

こんな話がある。たしか本当にあった怖い話からだ。(「はい。五郎さん。」のやつです。)

少女が押し入れを開けたらいるはずがないのに老婆がいて、左腕を引っ張られた。恐怖で気を失った。目を開けるとその時の記憶はあるが老婆はいなくなっている。夢だったのかなと思ったが左腕には手形が残っていた。

この再現映像を霊能者が見た時、興味深いことを言っていた。「ああ、これはね、自分で自分の腕を引っ張っているのよ。」と。

これは幽霊は電気信号となり、脳に働き、時に幻覚を見せ、時にあやつるという説に通ずる。

他にポルターガイスト現象なども電磁波の影響かもしれない。電磁波を何が発生させているのかは証明されていないことが多い。

3.心霊現象とは亡き人の意思を継ぐ人の行動である。

昔無実の人を死刑にした貴族がいた。死刑になった人は貴族に「お前を絶対許さない。お前の墓に代々にわたって俺の足跡を残してやる。」と言って首をはねられた。以来、何度直しても貴族の墓には足跡がついてしまう。最後には貴族の墓は作られなくなった。

これを現実的に考えると死刑になった男の親族が大工さんで足跡をつけてからアスファルトを乾かせばそりゃ足跡も残るだろう。

しかし、そうだとしても亡き人の意思が働いているのでこれも心霊現象に含めていいと思う。

 

僕なりの考えだと、1.での話が一番しっかりくる。

それに加えて人は何の為に死ぬのか、死ぬ前に何を思うかが現象として現れることがあるのだと思う。

つまり意思を持ったエネルギーというところだろうか。

霊感が強い人=感受性が豊かな人と言い換えてもいい。

それは虫の知らせとして教えてくれたり、病院での目撃が多かったりに現れていると思う。

 

 

禁忌装置は心霊現象を研究していた科学者の事実を多数取り扱う。その中でもエーテル体の撮影は有名だろう。

心霊を生み出す装置ができた時パニックになるのは間違いないが、科学で証明したい人がいるのも事実だろう。

ノンフィクションの内容を物語にして、リアリティ抜群にして読ませてくれる、長江俊和さんの小説はどらもおすすめです。

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