スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

「恋虫」白土夏美

始めに虫についてです。

(これをやり過ぎると女性読者が減りそうな気がしますが、虫について語ることができれば本望です。)

下のは僕がいつもお世話になっているWikipedia先生のお言葉です。

《虫(蟲、むし)の意味は次の通りである。

人類・獣類・鳥類・魚類以外の小動物の総称。昆虫など。
蠕形動物のこと。なかでも回虫。回虫などによって起こると考えられていた腹痛などのこと。
潜在する意識。昔は(体内の)虫が人の心の中に考えや感情を引き起こすと考えられていた。》

今現在、地球の生物の70%以上は虫です。

「私って〜虫がダメな人だから〜」という人の体内にもたくさんの虫がいますね(*゚▽゚*)ムシトナカヨクシテ

 

お次は恋についてです。

恋とはその人のことを考えるだけで、体は熱くなり、胸がドキドキする症状で、風邪と間違えることもしばしばあります。

また、恋の対象者との会話はどもってしまい、上手くいかないことが多いので、一時的に弱くなった錯覚に陥ります。

しかし、恋が愛に変わると、人は強くなります。

これは僕ペディアに書いてありました。

 

さて、悪ふざけが過ぎました。ここからが本題です。

本書の世界の“恋”はとても面白いです。

下のは本書に書いてある、恋についてです。

《恋を知っていますか。

現在は日本でしか発生しない、ひっそりとした病です。

人間が恋をしてしまうのは、『恋虫』のせいなのです。

正式名称は「感情性免疫不全性」。実際はウイルス性の病気なので、この俗名は見当違いも甚だしい名前なのですが、感染することでびっくりするほど人が変わってしまうことから、『恋虫』という名ばかりが独り歩きしているる状態です。》

恋虫は発生したら最後、治ることはありません。

感染者には特徴的なピンク色の痣が現れます。

その痣が見つかったら、ウイルスの感染を防ぐため、患者である宿主ごと、駆除されます。

 

いきなりバイオレンスな話でごめんなさい(^◇^;)

でも、そういう本なのです。

恋をすると恋虫に罹り、恋虫駆除隊に殺されます。

なので、この世界では自由恋愛は禁止です。

というより、すでに自由恋愛したいという考え方はないみたいですね。

結婚は政府が人を割り当てて決めます。それは正直うらやましいことだと思いました(^ ^)

 

本書には、イケメンの駆除隊員に恋してしまう話、政府に割り当てられただけの“私”に恋してしまう人の話。

恋虫に、かかりたくない、かかったことがバレたくない、かかった人を殺さなくてはいけないなどと、恋虫に関わる話が胸を熱くさせます。

ここまでが、本書の大半を占めている内容なのですが、恋虫にかかりとどうなってしまうのかはなかなか描かれません。

本書のラスト、恋虫の秘密が明らかになります。

恋をすると殺されてしまう。こんな世界は嫌ですね。

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