スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

不朽の青春小説

「劇場版アニメ ぼくらの7日間戦争」

宗田理 原作 伊豆平成 著

 

僕の中学校での生活を支えてくれたのは星新一先生と宗田理先生でした。

宗田理先生の作品は主に2年A組探偵局シリーズを読んでいました♪

これはとてもセリフが多くて読みやすいことが特徴的でした。その分、移動や背景が読みづらいという弱点もありましたが。

宗田理先生の作品はどこの中学校にも置いてあることと思います(^ ^)

 

しかし、本作を読んでいなかった。

それにはとても浅い理由があるのです。聞いても聞かなくてもいいので、とりあえずあとで書きます(笑)

本作は大人対子どもの構図です。映画でいうところの「ホーム・アローン」です。

同級生の千代野綾さん(かわいい😻&女の子らしい)の父親は市議会議員です。

この父親はやな奴、やな奴、やな奴でして、大抵のもめ事はお金で何とかなると思っているし、部下に対しても横柄です。

この父親は利権の獲得のために引っ越しを、急に決めます。

それを嫌がったのが、綾さんと、綾さんのことが好きな鈴原守くんです。守くんは歴史オタクのコミュ障として書かれています。

綾さんを引っ越しから1週間守り抜けば、綾さんの誕生日です。そこで告白する計画を立てます(キュンキュンするぜ。守くん)。

綾さんのお父さんは建築会社の社長とともに、綾さんを連れ戻しにきます。

 

守くんたちは隠れて過ごせれば良かったものの、逃げた先、使わなくなった坑道では前住民がいました。

それはタイ人のマレットです。

マレットはどうやら日本に不法滞在していた両親と、はぐれてしまったようです。

近くに両親はいないし、刑事らしい大人がマレットを捕まえにきていることからわかります。

まとめます。

こちらの戦力はマレットと他のクラスメイトを加えて7人です。

相手の戦力は入国管理局率いる刑事軍団と市議会議員と建設会社の社長のコンビです。

この戦いどっちが有利だと思いますか?

 

ここで、ホーム・アローン系の物語が苦手な浅い理由です。

この戦い、カギとなるのはどこまでやっていいかです。

対象を傷つけてでも確保すればいいのであれば、大人たちの圧勝でしょう。銃火器を使えばいい。

しかし、大人たちは子どもたちを無傷で確保しなくてはいけません。この戦いは守の計らいでネット中継もされていますからね。

子ども側は消化器🧯ブシャー攻撃です。何でもありです。

このやりたい放題を僕は心よく思えないのです。

 

それに見方を変えると綾さんの父親は子ども思いの良い父親ではないですか?

どこに1週間もどこの馬の骨ともわからない(これは死語かな?)ような奴との逃避行を許す親がいますか?

反抗期は我が子の、たくさんの犯罪行為とともにだとちょっと気の毒な気もしますね。

 

「ぼくらの7日間戦争」の原作は1985年に発表されました。1988年には宮沢りえさんが出演する映画になりました。

時を超えても愛される作品づくりはさすが、宗田理先生という感じがしますね。

僕ももっと幼ければ、何も考えずに子ども側の立場で大人たちをやっつけた爽快感に浸れたのでしょうかね。

皆さまはこの作品にどんな思い入れがありますか?

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