スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

ドラマ「決してマネしないでください。」最終回

12月14日放送の第8話は最終回だった。

これも大号泣だったな。

 

最終回ではタイムマシンとたかしくん問題を扱う。

前回ではクリスマスを前にして壮絶にフラれた掛田くんだったが、飯島さんへの想いは消えていなかった。

外国の大学への研修を控えた掛田くんだったが、飯島さんを喜ばせたいとクリスマスプレゼントを用意する。

「僕はフラれただけであって、飯島さんを好きでいる権利を禁止された訳ではありません。」という掛田くんはかっこよかった。

しかし、そのあとすぐに後悔するのは実に人間らしい。喜ぶ顔が見たいというのは当然だよね。

掛田くんはタイムマシンで過去に戻りたい。

 

飯島さんは過去に交際相手とのトラウマがあったみたいだ。

付き合いたてのときは楽しいけれど、それはずっとは続かない。かもしれない。これからを考えると不安になって当然だよね。飯島さん。

飯島さんはタイムマシンで実験に参加したり、科学について教えてもらったり、楽しかったあの頃に戻りたい。

 

クリスマスの夜🎄、掛田くんがカルフォルニアに出発する日。

飯島さんに掛田くんからのメールが入る。「実験棟を見上げてください」との一文。

飯島さんは実験棟を見上げると、ライトアップされたクリスマスツリーが。

青い光の正体はホタルイカだ。これは電気を使わない照明だ。形に残らず、重くならないように考え抜かれた、掛田くんからのプレゼントだ。

実は、飯島さんも掛田くんへプレゼントを用意していた。

掛田くんはバスに乗っているかもしれない。走っても会えないかもしれない。

しかし、それでも飯島さんは走る。

ここで出てくる問題がたかしくん問題だ。

 

たかしくん問題とは《たかしくんが分速60メートルで歩いています。お兄さんが10分後に分速160メートルで追いかけました。お兄さんは何分後にたかしくんに追いつけるでしょう?》という問題だ。

飯島さんは走る。プレゼントを渡したい。しかし、既にバスは出ている時間だ。普通ならば間に合わない。

走るとき「音速を越えれば、時間が進むのが遅くなる」という飯島さんも科学者だ。どうか間に合って欲しい。

 

僕はたかしくん問題のあたりから数学につまづいていた。

たかしくんに追いつけなくても何とかなるし、沖縄では待ち合わせ時間=出発時間だ。しかも朝の中央線など時間通りにきた試しがないではないか。

分速60メートルで歩き続けるたかしくんには休憩さえ与えない、数学が好きにはなれなかった。

しかし、このドラマを小さい頃に観ていたら数学や科学が好きになっていただろうな。

タイムマシンなど、信じていなかったが、掛田くんの誠実さならば、作れるかもしれない。

タイムマシンがあったら、このドラマを幼い自分に観せてあげたい。

このドラマには愛と科学と友情と。たくさんの素敵なものが詰まっていた。

僕の価値観に変化が生まれたドラマと出会えたこと。今はとにかく嬉しい。

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