スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

「さよならドビュッシー」中山七里

本書はピアノを使った小説です。

ドビュッシーの「月の光」とかを聴く人は特に楽しめるのでしょうが、クラシックに強くない人にも楽しめます。

僕はクラシックを流しながらゆっくりと読書を楽しむ……という高尚なことはできないタイプです。

歌詞の無い音楽を大人しく聴けるのは1分までです^_^

友だちに誘われて何度かクラシックのコンサートに出かけたものの、すぐに気を失ってしまいました。

きっと上質な音楽には人を気絶させる能力があるのです。

 

もう少し雑談は続きます(=^ェ^=)

僕はきっと意味が伝わりづらいものが苦手なのです。

そう言えば洋楽にも苦手意識があります。

映画がダメなんでしょうね。英語のテストで50点を越えたことなど、ほぼありませんでした。

それでもビートルズとマイケルジャクソンにはハマりました。

特に「ヘイ・ジュード」と「ブラックオアホワイト 」が好きな曲でした。これだけは歌詞カードを作り、英語にカタカナを振り、和訳するほどでした。

英語教師の姉はこれを手伝ってくれました。

いい思い出です。さっ、今日の雑談は終わります。

 

「さよならドビュッシー」は映画化もドラマ化もしています。

中山七里さんは本書と「連続殺人鬼カエル男」🐸を同時にこのミス大賞に応募して、どちらも高評価を受けており、本書は大賞を受賞しています。

2作同時の応募は前代未聞なのですが、その幅の広さは審査員も読者も驚かしたことは有名です。

そして作品同士はリンクしていることでも知られています。それは出版社を越えてです。

本書に出てきた人物が他の作品では主役だったり、はたまた脇役だったりします。

今年、「連続殺人鬼カエル男ふたたび」が発売されました。文庫には付録がついているのですが、これには全40ある著作のあらすじと相関図が載っています。

中山七里さんが作ったキャラのお気に入りを決めて、そのキャラの本を集める、なんてのもとても楽しそうですね。

 

さすがにそろそろ本の紹介をします。

《ピアニストを目指す遥、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に会い、1人だけ生き残ったものの、全身大やけど大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指してもレッスンに励む。そこで周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件間で発生する。》
こちらは背表紙からです。

殺人事件の犯人も驚きですが、他にも叙述トリックが用意されています。

それらもとても面白いのですが、やはり、ピアノのシーンが素晴らしいです。僕はクラシックは聴けずとも、小説から音を聞くことができます。

遥が弾くピアノは彼女が美少女だからとか、過酷なリハビリに耐えたからとか彼女が何者なのかには興味はなくとも、美しかったです。

ラストの一行、本書の題意がわかります。

その仕掛けは余韻を残し、上質なクラシックを聴き終わったときの気分を味わえます。

つまり、読後の眠りは最高ということです(^_-)

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今まで何度か中山七里さんの紹介をしてきたつもりでしたが、これが初めてでしたね。

ミステリーとピアノが好きな方に、このシリーズはおすすめです。

ちなみに「連続殺人鬼カエル男」については書く気はありません。

あれはグロいのがお好みの方にはおすすめですが、精神病と殺人の関係についてはとても書く気にはなれないのです。