スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

僕が求める主人公像について

「スタフ staph」道尾秀介

 

今回はちょっとお悩み相談というか、僕が読書で抱える問題について書きたいと思います。

それは何度か書いたリアリティ問題とはまた別です。

ちなみにリアリティ問題はこの場面でこの行動をするか?このセリフをはくか?というシーンを見つけると先に進めなくなる問題のことです。

 

今回はもう一つの問題についてです。それは主人公の動機についてです。

主人公はできるだけ応援できて、行動や気持ちに共感しながら、物語の最後まで導いて欲しいです。

苦手な主人公は「ストロベリーナイト」シリーズの姫川玲子と「ガリレオシリーズ」の湯川教授ですかね。

どちらのシリーズも全巻集めているのは彼らのことが好きになれずとも、面白い小説だからです。

 

僕は主人公の動機が読めない小説が苦手です。それは主にミステリー小説にあります。

青春小説や警察小説では主人公の動機は分かりやすいですよね。

彼女のことが好きだから頑張れる、犯人を捕まえるのが仕事だから頑張る。それらは共感できる動機です。

 

本書の主人公は移動デリを経営するバツイチでアラサーの夏都です。

夏都はある日突然、中学生アイドル・カグヤのファンたちに車ごとさらわれて、芸能界の闇に巻き込まれていきます。

その後はなぜか、夏都がカグヤたちのチームとして芸能界の闇と対峙します。

その際、危険なことや犯罪を犯したりもします。

これは殺人事件なのかもしれない、というところまでは読みました。

カグヤたちには動機がありますが、夏都には動機がありません。

人助けでそこまでできるものでしょうか。

僕はこの巻き込まれ型の主人公が苦手なのです。

僕には理解できないのです。カグヤたちの物語からいつでも降りていいのに、参加するものですかね。警察呼ぶべきだよと思ってしまうのです。

何度も「私はなぜここにいるのだろう。」といった描写がでてきます。

なぜかは後半に明かされるのかもしれませんし、人間の心は複雑だと書きたいのかもしれません。

 

やはり、本書は読みきることができませんでした。

僕の内面が成長したら夏都にも感情移入できるようになるのかもしれません。

リアリティ問題も主人公の動機問題もどちらも僕の内面の問題です。今はただ、道尾作品を理解しきれないことに落ち込むばかりです。

というわけで、月に一回道尾秀介作品について書いていたのですが、もうやめにすることとします。

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