スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

「勝手にふるえてろ」綿谷りさ

綿谷りささんに書くのは2度目ですね。

前回は6月25日に「インストール」について書いたはずなのに、なぜか鬼束ちひろさんを紹介するというクレイジーな記事を書きました。

つい、引っ張られてしまったようなのですが、綿谷りささんは僕の中でクレイジーガールのNo. 1なのです。ちなみに2位は鬼束ちひろさんです。

これはもちろん良い意味でです。何か飛び抜けたものがないと表現の世界では活躍できないのかもしれませんが、綿谷りささんは飛び抜けた筆力で読み手の感情を揺さぶり、その手で書く物語は強烈なインパクトを残します。

余談ですが、鬼束ちひろさんが書く歌詞はとてもヤバいです(もちろん良い意味でです)。

でも、僕はカラオケに行ったら1曲目に鬼束ちひろさんの曲を入れます。本当にどうでもいい話ですみません。

 

そろそろ本の話にいきます。

ひとことで本書を表すのならば、究極の選択系、ラブストーリーでしょうか。

僕には全く関係の無い悩みですが( ;  ; )これで頭を悩ませるモテ女は多いのではと思います。

選択肢は「熱烈に愛してくれる男」と「好きになった男」どちらを選ぶかです。

姑息と言われるのでしょうが、好きになった男にまず告白し、フラれたのならば、愛してくれる男を選ぶというのもとても人間らしくてありだと思います。

そしてそれは本書の主人公・江藤良香も選ぶ道でした。

 

江藤良香は26歳で中学生の時に同級生の片想い以外、恋愛経験がありません。

おたく気質があり、妄想が好きみたいです。

どこにでもいる普通の女の子だと思うのですが、小説にしやすい、おかしみを持った子ですよね。

良香は好きな男をイチと名付け、熱烈なアプローチをしてくる、同じ会社で働く男は二と名付けます。

良香は結構アクティブな子で、同級生だったイチと会うために同窓会を開いたり、二には料理を作ってあげたりしています。

今風な言葉で言えばイチが本命、二はキープですね。

最終的にはどちらを選ぶんでしょうかね。

 

僕だったらなのですが、どちらもやめておきます。

(えーって、ブーイングがきそうな気がする)

イチはどうやら自分に興味が無さそうだし、二はとても無神経な上、臭いが好きになれません。

イチに告白するのはアリですが、二はやめた方がいいです。

良香は会社の同僚に交際経験がないことを伝えています。二は同僚に江藤さんに恋人はいるのか聞いています。同僚は二に江藤さんは交際経験がないから優しくしてあげてと伝えます。

ここまではよくありがちなことだと思います。

でも同僚に情報収集する手段は僕は嫌いです。相手に恋人がいようといまいと、好きな子にはアプローチあるのみです。それで僕は何度も痛い目にあいましたが、フッた子には1モテたポイントが入ります。

(何の話でしょうか。これは。でももう少し暴走します。僕も妄想癖があるのです)

フッた子はきっと友だちに楽しそうに話すのでしょう。「いや〜この前告白されちゃってさ〜。まぁ『彼氏いるんでごめんなさい』って断ってやったんだけどさ〜」って。

それでいいじゃないですか。好きな子に、モテたポイントを献上する、それが男の仕事だとも思うのです。

それを二は情報収集することで傷つかないよう保険をかけています。それが好きになれない!

しかも、「同僚から交際経験がないことを聞いた。そこも含めてかわいいなと思った。」と良香に伝えてしまうほどの無神経さがあります。

これには僕はぷんぷんです。おこです。

言われた方はとても恥ずかしいし、同僚との関係も悪くなるかもです。

二ともし結婚しようものなら二は結婚式の挨拶で良香さんのうぶなところに惚れましたとか言いそうです。

よって二はやめておいた方がいいです。

 

すみません。熱くなってしまいました。

どんな選択をするとしても良香の自由なので、最終的には幸せになって欲しいと思います。

本としては、字が大きく短めのストーリーなのでとても読みやすいです。

妄想もイチとの不思議な会話も詩のような雰囲気があり、最後まで楽しむことができました。

特に女性の方におすすめのラブストーリーです。

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