スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

「カササギの計略」 才羽楽

恋愛ミステリーでは「イニシエーション・ラブ」が有名ですが、僕の中ではこれが一番です。

恋愛ミステリーはイチャイチャ部分が楽しく、謎解き部分にも愛があります。

すこし厄介なのが、バッドエンドの可能性があることです。以前も書いた気がしますが僕はハッピーエンドしか好きになれない傾向にあります。

その分判定は甘めですけれど。例えば彼女が急にいなくなったけど、猫になって戻ってきたらハッピーです(笑)

本書についてどう思うかはぜひ読んでみて欲しいです。

さて、関係あるのかは置いといてカササギさんについてです。

カササギさんはカラスさんの仲間です。ちょっとだけある白い部分はファッションセンスの良さを感じさせます⁈

サギさんとは名前が似ていますが、サギさんはペリカンさんの仲間です。

番い(夫婦)の関係は一生続きますが、本書とは関係あるとかないとかです。

 

さて本書についてだ。

主人公は岡部という男子大学生。

岡部が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。

出会った瞬間に左頬を張り飛ばして「はやく、開けてよ」という。

そんな娘と遭遇したらすぐに逃げた方がいいのだが、案の定2人は恋におちる。

きっと岡部には物理的に電撃が走ったのだ。

彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。

しかし、彼女は難病に侵されていて、あとわずかな命しかなかった………。

ともに過ごす時間を大切にする二人のイチャイチャパートは後に訪れる悲しみのエネルギーを強くさせる。

 

ここからはミステリー部分について書こう。

まず華子の目的が分からないのが疑問としてある。華子は何しに来たんだ?華子は何者なんだ?って。

それをごまかすためのイチャイチャパートだ。軽妙なやりとりがとても良かったが、疑問はずっと残る。

華子の持つ秘密が段々と明かされていく中盤。これは1組の兄妹が関与している復讐の物語でもあることがわかった。

岡部が過去に犯した罪とは一体なんだったのか。

 

これは才羽楽さんのデビュー作です。謎の弱さと設定の強引さが弱点としてありましたが、ラブストーリーを書かせたら超一流ではないかと思わせてくれました。

ちょっとだけ「君の膵臓をたべたい」に似ているかもしれません。

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本書はこのミスシリーズの白のミステリーとして発売されました。

黒のミステリーは枝松蛍さんの「何様ですか?」です。

これはとても病んでる作品でした(笑)

これは女子高生の大量殺人計画は上手くいくのか?というストーリーです。

イヤミスが好きな方は好きかもしれません。

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