スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

あっと!驚くトリック3選

このトリックがすごい!小説を3つ集めました。

本自体にしかけがあるもの、もう見えているのに気づかなかったもの、などなど、少なくとも僕は驚いたトリックがあったものたちを紹介します。

 

1.「愚行録」 貫井徳郎

これは2017年に映画化されています。

内容はインタビュー形式で進むミステリーです。その手法は恩田陸さんの得意技な気がします。

側から見ると幸せそうで美男美女の夫婦はなぜ殺されたのかを友人らの証言で暴いていきます。

小説では取材対象者と殺害された夫婦の愚かな様が巧みに描かれていて、たまに気分が悪くなります(笑)

果たして本当に愚かな者は誰なのか。はっきり言って「愚行録」に出てくる登場人物はみんな愚か者でした。

映画はまだ観ていませんが、これを映像化するとどうなるかイメージが湧きません。

監督の手腕の見せ所となるのでしょう。

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2.「ピース」 樋口有介

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まず表紙から見ていただきました。

これはトリックというよりかは犯行動機が類を見ないです。

舞台は埼玉県の田舎町。スナック「ラザロ」の周辺で、連続バラバラ殺人事件が発生するのだが、捜査は難航してしまいます。

真相までが冗長なのが弱点ですが、すでに見えていたものが、全く違うものに見えたとき、ゾッとします。

犯人に共感してしまう人が続出するかもです。

ブックカバーを付けずに読んで欲しい作品です。

 

3.「しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術」 泡坂妻夫

著者の泡坂妻夫さんはマジシャンとしも超一流の方です。

そんな泡坂さんが書く「しあわせの書」は一言でいうと【2度読み必須のミステリーです。】

僕はこの文言にはいつも警戒して「騙されないぞ」と読むのですが、本書は必ず2度読みしてしまいます。

そのような本なのです。ただし、最後まで読んだ方に限るといったところでしょうか。

ヨギガンジーシリーズに「聖者と死者」がありますが、こちらも2度読み必須です。

くどいようですが、そのような本なのです(笑)

「聖者と死者」は袋とじとなっていて、表と裏の物語を楽しむためには袋とじを開けなければなりません。

男性の方は袋とじを開けずに中身を読む術を持っているでしょうが、流石に開けずには全てを楽しめません。

どちらもマジシャンならではの思いもよらぬところからくるミステリーに驚嘆します。

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さて今回はこんなところで終わります。

豊かなミステリーは人生を彩るのだと思う今日この頃です。