「消える密室の殺人 猫探偵正太郎上京」 柴田よしき
このシリーズは現在七冊出ていて、内五冊は短編です。
あらゆる猫小説の中で僕が一番好きなシリーズです。
正太郎(黒猫)の飼い主が正太郎の名前をちゃんと覚えていないというところにユーモアのセンスを感じます。
さて今回のテーマは「このシリーズを映像化して欲しい」です。
このシリーズの良いところは短編が多いところです。それは正太郎が語り手の話と人が語り手の話が半々にあります。さらにジャンルがミステリーが多いものの、恋愛や冒険の話など多岐にわたります。
この多様さは連続ドラマにぴったりな気がします。連続ドラマ後に映画化で成功しそうです。
キャストは演技力が高い猫を2〜3匹(=^ェ^=)!
黒猫を正太郎にして、あとチャウチャウ犬も必要!!
チャウチャウ犬は正太郎の親友のサスケ役です。
飼い主の桜川ことみは売れない女流作家でドジでズボラな感じだから、、、うーむ難しい。
深田恭子さんは忙しそうだし、竹内結子さんは本を出して売れないということは絶対なさそうだし、、、
上戸彩さんや滝沢カレンさんも候補でした。
文では伝わらないのが残念ですが、一時間悩んだ結果、三倉茉奈さん(以下マナさん)で落ち着きました。
双子と向きあって左側のほくろのない方、結婚が妹よりも遅かった方です。
おっとりした雰囲気がドジさを演出し、優しい雰囲気は猫を飼っていそうです。
(マナさん。相当失礼な事を書いて申し訳ございません。僕はマナさんの大ファンです。「二月のわた雪」と「いのちの歌」は今でも聴いています。)
ドラマは一話ごとにゲストを変えて 時々猫目線でアングルを変えて動物同士のおしゃべりを入れればどの話も楽しくなると信じています。
ここまで全く本書の話をしていなかったのでようやく。
舞台はスタジオ。多くの猫が集められ、正太郎もモデルになることに。
そこで起きる殺人事件。正太郎とゆかいなモデル猫たちは謎解きをすることになる。
見どころは猫が証言する密室と、ドタバタの推理劇。なぜこの部屋を密室と呼ぶことができるのか、どうやって猫たちは人間とともに推理するのか。これらは本書でしかできないことだろう。
このシリーズは猫が持つモフモフ感とドタバタ劇に頼り過ぎていないところがいい。謎がとても論理的でいて魅力がある。
調べてみたらこのシリーズの中の一つが舞台化されていたみたいです。
舞台化はすごく難しそうですね。どうやったのか気になるところです。