祝!100作目は遠藤周作さんで!!
「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。」
一日一冊についてブログに書くということを始めて三ヶ月がたちました。転職してから三ヶ月ということでもあります。
いつも読んでくださっている方には本当に感謝しています。おかげさまで続けることができています。
初めての方や一度でも覗いてくださった方にも深く御礼を申し上げます。
これから何度も覗いてくださるように、また、過去の記事も読みたくなるように面白く、そして役に立つブログにしていきたいと思います。
最近では「ノブ」という名前でTwitterも始めました。今はTwitterで過去に書いたものを書き直してつぶやいているのと一日一回つぶやいていうのとで二回つぶやいています。
あとヤクルトスワローズのことでつぶやいたりもしています(笑)
記念すべき100回目に紹介したい本は遠藤周作さんが昭和35年に書いた本です。
今からだと約60年前に書かれた本ですがその内容はとても今でも新鮮で色あせないものでした。
一言で本の内容を言うと手紙の書き方です。
使っている言葉は古いものの今でも役に立つことがたくさん載っています。
主に手紙を書くときはもらう人の立場に立って書きなさいと言うことが書かれています。
少し本文から書き抜きます。
(1)あなたは、郵便物の中に友人の便りを見つけると嬉しいですか。嫌ですか。
(2)あなたはマメに近況を知らせてくれる後輩と、全く無音(ぶいん)な後輩とどちらを信頼すべき男だと考えますか。
(3)あなたがもし上役だった場合、旅先から1枚の絵はがきを欠かさずよこすような部下を嫌な部下と思うでしょうか、かわいい部下と考えるでしょうか。
この答えはあまりにも明白だと思います。
ぼくたちはなぜ、こんなに筆無精になるものでしょうか。
これらが十頁ほどのところで書かれていたので、捨てる訳にはいきませんでした。
序盤で心を掴まれてしまい今では手紙を書くときは本書を参考にしています。
まだラブレターを書いた事はありませんが書くとき必ず役に立つ事は間違いありません。
感謝の思いを伝えるとき、文字で気持ちを伝えたいとき必要な本です。
このブログを読んでくださった方に心から感謝いたします。
これからもよろしくお願いいたします。