言わずと知れた本格ミステリーの最高峰!
もう置いていない書店はないくらいの大ヒット小説です。
僕の中ではこの一文がすごいランキングの第1位です。
(このランキングがいつか権威をもつように頑張ります!)
ミステリーにある程度慣れているとより楽しめますが、初めて読む小説としても楽しめると思います。
似ている小説としてはアガサ・クリスティさんの「そして誰もいなくなった」でしょうか。
ミステリーを書く作家さんの全てが本書を通らなくてはいけない気がするとは言い過ぎかもしれませんが、日本を代表する推理小説であるとは言い過ぎではないと思います。
ストーリーがとてもシンプルなのも人気の一因だと思います。
陸から離れた孤島に推理小説研究会に所属する大学生の男女7人。
館は十角形をしていて建築家にも秘密がありそう。
脅迫文があり、遂に館内で殺人事件が起こる。
館の中はパニックにおちいる中、残されたメンバーは推理を始める。
本土では脅迫状が届いた江南と謎に興味を持った島田が館に秘められた謎の解明に奔走する。
調べていくうちに館で過去に起きた事件や孤島は本土と近くてモーターボートで行くことができるという情報を手にする。
孤島での殺人事件は内部の人間の仕業か、それとも外部の人間か。
明らかにならないままに次々と事件は起こる。
物語は佳境にさしかかる中、大どんでん返しで衝撃的な一言が、、、。
その一文を読んだ時、僕は「えーっ!!!」と声が出ていました。(家の中で読んでいて良かったです。)
本書の刊行は1987年でした。もう30年も前ですね。
今なお愛されて読み続けられているということからも本書の素晴らしさを感じます。
一人一冊は手元に置いておきたい一冊ではないでしょうか。