「天才はあきらめた」 山里亮太
山里亮太さん結婚おめでとうございます🎉
僕はいち早く彼がモテ男であることを知っていたので、メディアで美女と野獣みたいな扱いがおかしいと思っています。
過去のテレビで女性を誘うメール術の先生を務めていた山里亮太さん。
誘うときは「来週の金曜日、映画観に行かない?」くらいのシンプルさでいいと教えてくれました。
まだ使ったことはありませんが、いつか試したいと思っています。
結婚自体はとてもおめでたくて特に蒼井優さんには幸せになって欲しいです。
(蒼井優さんは人妻になるのかと寂しく思いますが、上戸彩さんの結婚の時ほど落ち込まないのは僕が大人になったということなのでしょう。)
しかし、山里亮太さんの人柄や功績を讃える声が大きすぎるのが気になってしまいました。
お祝い気分のところ、水を差してはいけないと思うのですが、本書には山里亮太さんの今までの悪事が収められています。特に相方に対しての悪事です。
それを読んで山ちゃんはヤバイやつという印象を抱いてしまいました。
なので、山ちゃんと共演NGを出していたしずちゃんが、二人の間を取り持ち祝福をしたことが、僕の中で一番の感動ポイントでした。
しずちゃんの涙と山ちゃんのラジオでの号泣には僕もうるっときました。
騒動がひと段落して落ち着いて考えると、美女と結婚した山ちゃんに嫉妬心があったのだなぁと気付かされ、今は心から祝福しています。
嫉妬心については山ちゃんも本書で語っています。彼いわく、嫉妬心が心のエンジンだと。
バカにしてきたやつを見返す為の努力はすざましいものがありますが、嫉妬心を相方に向けるとちょっとおかしくなる気がします。
しずちゃんに対する嫌がらせは度を超えていたと思いますし、足軽エンペラー(以前組んでいたコンビ)の相方にも嫌がらせをしていたのも書かれています。
この辺りがミステリーなのですが、足柄エンペラー時代の相方がブチ切れて、山ちゃんに自転車を投げようと持ち上げたとき、近くに警察官がいたのに助けようとしなかったらしいです。
山ちゃんに自転車をぶつけるくらいの報復は国で認めてもいいくらいだと判断したのかもしれません。
他にもたくさんのエピソードがあって山ちゃん自身の恥部を惜しげもなくさらしています。
他にも南海キャンディーズの出世作である、医者ネタの台本が公開されているのがとても良かった。
台本で読んでも笑えたのであのネタはすごい!
ここまでの流れを覆しますが、本書で一番良かったのはオードリーの若林の解説でした。
もう文章の巧みさといったら作家顔負けのレベルではないでしょうか。
多くの方が若林さんの解説が良かったとネットに書いていました。
本書の発表後に若林さんの評価が高まったことに山ちゃんの嫉妬している様子が目に浮かびます。
中野の本屋でサイン本を手に入れました。
サイン本を見るとつい買ってしまうのは僕の悪い癖です。