スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

ブログを開設して二ヶ月の挨拶と節目の時の道尾秀介

「シャドウ」 道尾秀介

 

一日一冊本の紹介をするというブログを書き始めて二ヶ月が経ちました。

友だちからは「バカじゃないの、三日に一冊にしなよ。」などと言われましたが、体力の続く限りと書いてしまったこともあってさらに続けていこうと思っています。

最近ではありがたいことに読んで下さる方が多くなってきていると感じます。

 

まだまだストックはあると書きたいところですが、おすすめの本しか書かないというルールを勝手に作っているので、おすすめの作家なのに本の紹介ができないということが出てきました。

道尾秀介さんの文庫本を全て持っていながらにして、まだ一冊しか書けていないのがそうです。

今後、そのような時はおすすめの一部分を取り上げて書くことになると思います。

質問されたらその本の弱いところや自分の感性とは合わなかったところを伝えますし、悪口を延々と書き最後にほめることもするかもしれません(笑)

他にも色々なことに挑戦していくので、アドバイスや質問などもどしどしと書き込んで欲しいです。

 

さて本書での「シャドウ」という言葉は自分の願望を他人に投影してしまうこととされている。が本来の意味は抑圧された欲求という意味らしい。

どちらの意味でとったとしても本書にとってはとても大切なキーワードになっている。

道尾さんはラットマンもそうだが、心理学に精通している気がする。それとも作家先生はみな勉強するのだろうか。

小学生の男女が事件に巻き込まれる話なのだが、小学生の気持ちが表現力豊かに書かれていて、感情移入できたことが印象的な作品だ。

読み終えた時の満足感は道尾作品でNo.1かもしれない。本書で本格ミステリ大賞をとっているから、本当はすごい人なのだろう。

道尾秀介さんの小説は相変わらずミステリーとしては気持ち悪いのだが、学生を書かせたら日本一かもしれない。と言うとほめすぎかな。ほめすぎだな。よし前言撤回しよう!

 

まとまらなくて申し訳ないですが、この辺りで終わります。

この二ヶ月読んで下さる、また、コメントを下さるみなさまのおかげで楽しく続けることができています。

これからもよろしくお願いします。

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