スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

「リハーサル」 五十嵐貴久

リカシリーズの第四作目です。

もう怖くて、でも面白くて一日で読み終えました。

タイプとしては一作目に似ています。やばいストーカー女・リカを存分に楽しめました。

急に泣き出したり、意味不明な言葉を繰り返したりと実際にいたらめっちゃ怖い女ですね。

リカはわきがらしいですが、読んでる時リカの匂いが伝わってきてる気がしてそれも怖かったです。

 

五作目も今年中に出るみたいですね。

そのうちテレビからリカが出てきたり、リカは実は百人いたりとかなりそうで、それも怖いです(笑)

主人公の言葉などから時代を想像して、リカシリーズの構成と今後の展開を考えることもとっても楽しかったです。

 

あと一つ気づいたことがありまして、僕は途中からリカの立場にたって読んでいました。

リカだったらそうするよね、リカを怒らせるからいけないんだよ、などと思ってしまいました。

もうリカの虜というか、侵され始めているのかもしれません。

読み終わったあと、リハーサルという言葉が何を指しているか気付いた時が一番衝撃を受けました。

とても怖いですが、おすすめです。一緒に震える人が欲しいです。

リカシリーズの初めが本書でもいいかもしれません。

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