スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

東京ヤクルトスワローズについて

「96敗 それでも見える、希望の光」 長谷川昌一

 

父がスポーツ中継が好きで、それは僕にも受け継いでいます。格闘技も好きですが、特に野球が好きです。

父は巨人ファンですが、僕はもう20年間ヤクルトスワローズのファンを続けています。

きっかけはヤクルトって美味しいよね!というものと当時は巨人の他チームからの四番集めがひどくて成敗したいという気持ちからでした。

(今はアンチ巨人ではないです)

今では一球速報のアプリを見てバレンティンが打点をあげたら飛び上がって喜び、バレンティンがホームランを打っても負けた時にはムカムカして眠れないくらいになりました。

ファンになった当時は青木、ラミレス、ペタジーニ、古田、高津、石川、石井一久などなど歴代ヤクルトの最強と言えるくらいのメンバーが揃っていたのが印象に残っています。

 

2015年に優勝しましたが、2002年から2014年まではまあ弱すぎず、決して強くは無い、というのが印象にあり、それが僕の性に合っている気もしています。

たまに勝てればいいやと思えるのがヤクルトファンには多い気がします。

しかし、2017年はあまりにも弱すぎました。連敗はよくあることだし、逆転負けや完封負けも普通、山田がたまに打つが他は沈黙、小さな大投手と呼ばれる石川投手は投げては負けの日々が続いていました。

テレビで石川が打たれすぎてベンチで泣いていたことがありましたが、それを見て「こっちの方が悔しいからな」と泣きました。

父も石川も秋田県出身だし、石川の毎年10勝10敗に近い安定した(?)成績を残すところが好きだったのです。

正直言って日本ハムの方が好きな選手が多いのでいつヤクルトファンを辞めようか迷い続けていた僕にとっても辛い一年でした。

 

本書では長谷川昌一さんが行うインタビューが多数収録されている。

七夕の悲劇や真中監督の辞任の真相などどれも興味深かった。

一番良かったのは石川投手へのインタビューかな。石川のチームへの愛情が感じられて改めて泣けた。暴言を吐いたことを本越しに謝った。

96敗というネガティブな内容なのに表紙とタイトルは非常にポジティブだ。長谷川昌一さんのヤクルト愛が伝わってくるし、一緒に辛い時を乗り越えたと思える。

この本に励まされてずっとヤクルトファンを続けようと思えた。

 

今回は野球に興味のない人は読んでくれないかもしれないですね。

それでもブログを書き続ける限り希望の光は見えると信じて、今は出会えない人ともいつか出会えるように頑張ります!

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