スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

恋愛

一癖のある恋愛小説 5選

今回は設定に工夫のある恋愛小説を集めました。 今のうちに言っておきたいのは、ややこしい設定があるものはちょっと疲れてしまいます。 「コーヒーが冷めないうちに」は5つのルールを覚えようと頑張りすぎて疲れてしまいました。 恋愛小説を読むときは難し…

「桜のような僕の恋人」 宇山圭佑

書店で働いていたときロングセラーだったのが、本書でした。 もう毎週のように集英社文庫の営業の方が、お店に来ては本書の素晴らしさを伝えにきました。 根負けした僕は、大量に取り寄せたところ爆発的なヒットはしませんでしたが、少しずつ売れ始め、定番…

「恋が生まれるご飯のために」 はあちゅう

タイトルに惹かれて購入したものの、当時はあちゅうさんが何者かはよくわかっていませんでした。 今でこそ作家さんだと知っていますが、当時は童貞に厳しい人という印象がありました。 彼女のSNSでの発言では「童貞というのは救いようのない病気なのだと悟っ…

中野にオシャレなカフェがありました。

「コーヒーが冷めないうちに」 川口俊和 先日行った中野のカフェは落ち着いた雰囲気があって読書に最適な場所でした。 右の写真はココアブレッドという名前でした。 温かいパンのサクサクとバニラアイスのしっとりを別々に食べたいと思ってしまった僕はあま…

「百瀬、こっちを向いて。」 中田永一

中田永一さんとは初めましてでしたが、ちょっと陰があるけどさわやかな恋愛短編集でした。 背表紙のあらすじにはみずみずしいとあったものの僕ならば一言付け足します。 みずみずしく、痛い恋愛小説だ と。 ここからは一話ずつ特に気に入った一文を中心に書…

「夏休み」 中村航

今週のお題「夏休み」 僕は暗い学生生活を送っていたので夏休みはとにかく憂鬱でした。 友だちと会いづらいとか高尚な理由はなく、純粋に暇だったのです。 当時からもっと読書に励んでおけば良かったなぁと切なくなります。 仕事をがんばって、お金を貯めて…

「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ

この本を学生時代に手に入れた僕はなんと学校で読んでいました。ただ図書室の誰の目にも触れないところでですが。 学校で一人になれる場所を持っているのは読書家あるあるだと考えるのは僕だけでしょうか。 ちょっとエッチな話を期待していたのは確かですが…

「感情8号線」 畑野智美

僕は東京の中野出身なので、環状8号線とは縁が深い。特に本書にでてくる荻窪や高円寺は住んでいたこともあるくらいだ。 色々な恋愛短編集がある中で土地に注目する小説は珍しい。 本書は幸せへ遠回りしてしまう女性たちの話を集めた短編集となっている。 語…

海といえばこの小説!

今週のお題「海」 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」 原作 岩井俊二 著 大根仁 本書は2017年にアニメ映画化したもののノベライズ版です。どうしても映画やその原作となったドラマの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」の話を避けて…

「俺、猫だけど夏目さんを探しています。」 白野こねこ

写真が残っていたら公開したかったのですが、実家で飼っていた黒猫のくまは世界一美しい猫でした。 長い睫毛と切れ長の目、人を寄せ付けない雰囲気を持ちつつも寒い時は甘えてくるツンデレさんでもありました。 それに加え、胸元と足の付け根に白い毛が生え…

絶対におすすめできない恋愛小説

「リケコイ」 喜多喜久 この表紙に一目惚れして買ってしまった一冊。 表紙だけでものすごい数の期待感が高まる情報があったのだ。 まずタイトル、「リケコイ」は石持浅海ばりの人の恋路を論理的に解明しそうな知性がある。 筆者の喜多喜久はこのミステリーが…

石田衣良さんについて

「1ポンドの悲しみ」 石田衣良 石田衣良さんは「IWGP(池袋ウエストゲートパーク)」シリーズで有名な作家です。 若者や女性を中心に人気があるような気がします。 しかし、僕は石田衣良さんの本を十作以上は読んでいますが、あまり良い印象を抱けずにいたと…

「天使の卵 -エンジェルズ・エッグ」 村山由佳

浪人生の歩太(あゆた)は8つ年上の精神科医に一目惚れをした。 ヒロインの春妃とは電車で出会い、その後は父のお見舞いに行ったときに話し、仲を育んできた。 様々な障害を乗り越えながら惹かれ合う二人は恋愛小説としては当然の展開なのだが、とても美しく…

「コンビニララバイ」 池永陽

この本を読んでいた当時、僕の夢はコンビニの店長になることでした。 伝説のコンビニが見つからなければ、自分で作ってしまえと考えていました(このネタを分かってくれる人はめったにいないです)。 ただこの頃はちょっとやる気が落ちていた時だったので本…

「可愛い世の中」 山崎ナオコーラ

表紙がシンプルで可愛い本書は女四姉妹の話。 最初こそ姉妹四人でわいわいやる様子は姦しかったが、中頃から二女・草子の話だとわかる。 名前のセンスが独特なことも影響しているのか四姉妹はとても個性的で魅力がある。 長女は星、二女は草子、三女は豆子、…

「いま、会いにゆきます」 市川拓司

梅雨が近いと思うとちょっと憂鬱です。僕は偏頭痛持ちで、雨の日は特に頭痛がひどい気がします。 何かいい対策があったら教えてほしいです。僕にできるお返しは本の紹介をもっと頑張ることくらいですが。 ちょっと強引な繋げ方ですが、雨に関係ある本といえ…

「君にささやかな奇蹟を」 宇山圭佑

宇山圭佑さんは稀代の恋愛ストーリーテラーだ。 脚本家としても有名だが、小説は普通の感覚が冴え渡り突飛な設定でも共感できるものに仕上げていると思うのだ。 僕は恋愛小説が好きでたくさんの作家さんの多種多様なものを読んできた。 タイムスリップやよみ…

児童向け文庫にも名作は山ほどあります。

「きみにしか聞こえない」 乙一 僕は小学校では「ズッコケ三人組」を中学校では「星新一」を高校では「ブラックジャック」を授業中に読み続けるなどして本に親しんできました。先生にはご迷惑をおかけしました。すみませんでした。 図書室や学級文庫にはたく…

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」 尾形真理子

春といえば出会い。出会いといえば恋ですね。 僕のタイプの女性は猫みたいな人です。興味ない方、三段落目に飛んでください(笑) それは完全に実家で飼っていた猫の影響です。 飼っていた黒猫の名前は「くま」と言います。 くまとの生活は仲良いと思ったら…

「陰日向に咲く」 劇団ひとり

この小説とは高校生の時に出会って以来、転職や失恋のたびに読んでいる大切な一冊だ。 映画もとても良かったが、小説の方が数倍楽しめる。 何より劇団ひとり先生の筆力がすごい。今までたくさんの芸人が書いた小説を読んできたがそのどれもが「俺はこんな素…

「クローズド・ノート」 雫井脩介

大分読み込んだせいか表紙がちょっと汚くなっていますね。 本書は沢尻エリカ主演で映画化された作品です。 完成試写会で記者の質問に「別に」と答える姿が炎上していたのが記憶に新しいです。 知人の話だと、映画の題名にちなんで「沢尻エリカ、心もクローズ…