スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

ミステリー

嵐の活動休止が近づいてきました。

「謎解きはディナーの後で」 東川篤哉 本の話はさて置いて、先に嵐の話をします。 嵐のデビュー時僕は小学生の高学年でした。 当時の僕は少し尖っていて「は?ジャニーズなんて女を食い物にするホストみたいなもんじゃん」などと言ってはTOKIOやV6が出てるド…

「ズッコケ中年三人組 age45」 那須正幹

僕の学生時代はズッコケ三人組に救われることが多くありました。 色々なことに挑戦し、または事件に巻き込まれようとも必死に試行錯誤を繰り返し、乗り越えてきた彼らに勇気付けられていました。 当時から筆者の那須正幹さんの書き方にも注目していました。 …

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎

なんと豊かな殺し屋小説なことか。もう何度読んだかわからないくらいに好きな一冊だ。 伊坂幸太郎さんらしさが存分に発揮されているのである。 巨大な悪、個性豊かな殺し屋たち、悲運な主人公、伊坂マークによる場面転換、ジャッククリスピンによる名言、巧…

「警視庁53教場」 吉川英梨

学園ものが好きです!と声を大にして言える僕ですが、本書はちょっと捻っていてそれが一層面白くさせていました。 「教場」は長岡弘樹さんの大ヒット作となりましたが、これはジャンル分けとしては難しいものでした。 警察小説とする人が多いですが、僕は最…

「臨床真理」 柚月裕子

特殊能力っていいですよね! テレキネシス、テレパシー、瞬間移動。今ドラマでやっている「ボイス」にでている真木よう子さんは超聴力の持ち主です。 時を止める能力とかもいいですが、現実的な能力もかっこいいです。 視力5.0とか絶対音感とか瞬間記憶能力…

「笑う警官」 佐々木譲

最近は吉本興業がゴタゴタしてて世間を賑わせていますね。 僕も炎上したくないので、深くは語りませんが宮迫さんの演技が好きだったのでもうテレビに出ないとなると寂しく思います。 本書は映画化していて宮迫さんも津久井刑事役で出ています。 本書の舞台は…

「サウスポー・キラー」 水原秀策

水原秀策さんはこのミス大賞でデビューして今や僕の中でこの作家さんの作品は全て持っておきたいリストに入っています。 水原秀策さんを一言でいうとプロフェッショナルです。 プロの作家という意味ではもちろんなくてプロを描くことが得意な作家さんです。 …

映画化するならぜひこの人に

「消える密室の殺人 猫探偵正太郎上京」 柴田よしき このシリーズは現在七冊出ていて、内五冊は短編です。 あらゆる猫小説の中で僕が一番好きなシリーズです。 正太郎(黒猫)の飼い主が正太郎の名前をちゃんと覚えていないというところにユーモアのセンスを…

「デッドウォーター」 永瀬隼介

本書は以前に紹介した『19歳 一家四人惨殺犯の告白』の続編とも言える内容です。 そんなわけで『19歳〜』の復習です。 『19歳〜』は死刑囚の正体に迫ったノンフィクションでした。著者の永瀬さんは獄中インタビューや手紙で犯人の心情を明かしていくものの最…

「神様の裏の顔」 藤崎翔

本書は書店員時代に営業の方から強く勧められて大きく展開したところそれなりのヒットを記録した。 しかし、僕の中ではあまり良い印象になかった。もちろん売り上げが高いのは素晴らしいことだし、内容も良かったのだが売り方にひとつ気にくわないことがあっ…

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

今週のお題「わたしの好きな歌」 ゴールデンスランバーは訳すと黄金の眠りという意味です。伊坂幸太郎さんが好きそうな言葉ですね。このタイトルでビートルズが歌っています。 堺雅人さんが主演で映画化もされたことで有名な小説です。主題歌には斉藤和義さ…

小説の人物に恋をしました。

「ソロモンの犬」 道尾秀介 今までにたくさんの本を読み、数多くの女性に出会ってきましたが、本気で好きになったのは本書に出てくる羽住智佳だけでした。と言うと気持ち悪がられるかもしれませんが、本書はミステリー小説にもかかわらず、羽住に恋をした僕…

「誓約」 薬丸岳

友だちからこの本をもらって読み始めました。 なんで薬丸岳さんとは初めましてでしたが、最高の1冊とはなりませんでした。 主人公は家庭も仕事も順風満帆な日々を過ごしていた向井という男。 男のもとに1通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています…

密室と聞くとドキドキしませんか?

「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」 太田詩織 今までに密室が出てくるミステリーをたくさん読みましたが、本書では密室殺人を強く否定していたので印象に残っています。 密室殺人を扱う小説は数多くありますが、その多くが飛行機内や孤島など巨大な密…

「スノーホワイト」 森川智喜

本書は以前に紹介した「キャットフード」のシリーズものです。 なのでまた三途川理(さんずのかわことわり)がでてきます。 彼は一言で言うと極悪人です。 論理的思考力がずば抜けて高いが、自分の名を上げる為には殺人もいとわない僕が見た中で最悪の探偵で…

「老後の資金がありません」 垣谷美雨

皆さまは老後の資金は貯めていますか? 僕はまだ貯められていません。考えたこともないくらいです。 年金制度に頼りたいという気持ちは薄いものの全くもらえないのは嫌です。 まだ僕のまわりには備えていない人の方が多い気がするのですが、それは僕がまだ世…

「ニャーロック・ニャームズの名推理」 ヒロモト

「名探偵はタマネギをかじる」 最近読んだ猫小説の中でトップクラスに面白かったです。 何より良かったのはギャグが至る所に挿入されているところでした。 僕は本の影響を受けやすいので、ここからは本文中にも出てくるギャグを使って書きたいと思いニャす。…

「ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」 内藤了

波瑠さんを主演にドラマ化もしましたね。 ドラマの初回で凄惨なシーンを流したとしてBPO(放送倫理番組向上機構)から注意されたのが記憶に新しいです。 確かに凄惨なシーンでしたが、事件の異常性をテーマにするのには効果的すぎました。 奇妙で凄惨な自死…

「崩れる」 貫井徳郎

副題「結婚にまつわる八つの風景」 本書は結婚をテーマにしたダークな話を集めたミステリー短編集となっている。 怖い話が続くから本書のせいで僕の婚期が一年は遅れてしまった。 もし本書が大ヒットしていたら、少子化がますます進むことになるだろう! と…

「容疑者Xの献身」 東野圭吾

以前に「ソウルケイジ」でも本書について少し触れましたが、やはり単独で書くべき作品だなと思いました。 本書は東野圭吾さんの最大級のヒット作で映画化もしています。 映画での福山雅治VS堤真一&松雪泰子は観ててどっちを応援したらいいのか分からなくなる…

「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎

僕が一番好きな映画の原作です。 ツタヤで毎年のように貸し出しランキングに入ってたりもします。 もうセリフを覚えちゃうくらい観ました。 「さんはいらない。その方が親しく見えるだろ」とか「広辞苑を盗まないか」とか「裏口から悲劇は起こる」とかは日常…

「十角館の殺人」 綾辻行人

言わずと知れた本格ミステリーの最高峰! もう置いていない書店はないくらいの大ヒット小説です。 僕の中ではこの一文がすごいランキングの第1位です。 (このランキングがいつか権威をもつように頑張ります!) ミステリーにある程度慣れているとより楽しめ…

「ズッコケ中年三人組 age43」 那須正幹

遂に僕が最もすごいと思ったミステリーの紹介です。 本書は年に数回しか推理しない僕を夢中にさせ、仕事中ずっとついて考えていたくらいにハマりました。 何度読んでも面白く、そういえばこの三人組は小学生の頃からたくさんの事件に巻き込まれていたなぁと…

「狼と兎のゲーム」 我孫子武丸

今週のお題「おとうさん」 我孫子武丸さんは「殺戮にいたる病」やゲームの脚本を務めた「かまいたちの夜」などが有名ですね。 本格ミステリだけでなく「人形シリーズ」では保育士と腹話術師の恋も書けるし、「速水三兄弟シリーズ」はコメディ色の強いミステ…

「動機」 横山秀夫 ②

以前に書いた「小説のジャンル分け」でも紹介しましたが、全然足りなかったなと思ったので、改めて書きます。 今回は初の試みとして一つ一つについて書いてみようと思います。 「動機」 警察署内で警察手帳が盗まれる話。 本書が発行されたのは2000年だが、…

小説のジャンル分け

「動機」 横山秀夫 ① 今回はそんなこと考えなくていいのにと思われそうな、退屈かもしれない話しを延々と続けますが、僕にとっては大切で大真面目に行なっていることを紹介させていただきます。 小説のジャンルについてです。 自分自身の傾向を知ることは未…

ブログを開設して二ヶ月の挨拶と節目の時の道尾秀介

「シャドウ」 道尾秀介 一日一冊本の紹介をするというブログを書き始めて二ヶ月が経ちました。 友だちからは「バカじゃないの、三日に一冊にしなよ。」などと言われましたが、体力の続く限りと書いてしまったこともあってさらに続けていこうと思っています。…

ブックカフェに行ってきました。

今週のお題「家で飲む」 「珈琲店タレーランの事件簿」 岡崎琢磨 副題 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を 最近、新宿のブックカフェに行ってきました。 珈琲が美味しいことに加え本と音楽に寄せられた人たちでにぎやかな雰囲気を作っていました。 内装は…

家と呪い

「長い腕」 川崎草志 少し前に「心霊について」を書きましたが、今回はその続きみたいなものです。 僕の基本的なスタンスとして「ヤバイ人が一番怖い」というのは変わっていません。 今回は本書のキーワードに合わせて書いてみたいと思います。 本書のキーワ…

「体育館の殺人」 青崎有吾

学校には沢山の思い出が詰まっていて、本書のような学校を舞台にした小説は大好きです。 学生気分を味わうため、僕の頭の中で本文中の地味めなキャラに憑依するか、クラスメートAとして主人公の近くにいるとかして楽しんでいます。 本書では幽霊卓球部員に…