スーパーノヴァの読書日記

主に本について書いています。たまにドラマや音楽や映画についても語ります。気軽にコメントいただけたら幸いです。

ベストオブベスト

「屋上ミサイル」 山下貴光

僕はこのブログでは数多くの「このミス大賞」作品を紹介してきましたが、僕の中では本書がNO1このミス大賞です。 青春ミステリーと聞かれれば、本書が出てくるのですが、あまり有名な著者ではありませんね。 実は有名じゃない作品を、著者さんを僕のブログで…

ブログを始めてはや五ヶ月です。

「龍神の雨」 道尾秀介 皆さまの応援のおかげで一日一冊、本について書くというブログを始めて今日で五ヶ月が経ちました。 読んでくださった方、本当に感謝しています。 最近では何が面白いのかを考える日々が続いています。 自問自答の日々ですね。答えは出…

「タイニー・タイニー・ハッピー」 飛鳥井千紗

王様のブランチで紹介されてヒットした、飛鳥井千紗さんの出世作です。 飛鳥井千紗さんとは「学校のセンセイ」で初めて出会いました。 「学校のセンセイ」は学校の先生と恋をするラブストーリーでした。モデルのツィッギーを扱うあたりが新鮮で好感が持てた…

「砂漠」 伊坂幸太郎

僕の中で青春小説といえばこれです! ミステリー要素あり、敵との戦いあり、友情・恋愛物語あり、ギャグあり、そして超能力ありです^_^ そのどれもがとても魅力的に描かれている様はとても感動的です。 つまらない話しかしないはずの学長の話も有り難く思え…

「放送禁止」 長江俊和

今週のお題「残暑を乗り切る」 皆様は放送禁止というドラマを知っていますか。 深夜砂嵐を1時間眺めていると画面に自分が映り、それは段々と年老いていき、最後には「お前は〇〇〇〇年〇月〇日、〇〇で死ぬ」とだけ話し、また砂嵐に戻ります。 そこまでを最…

「悪人 下」 吉田修一

さて、続きです。 幕間で考えたところ、登場人物を深めていったら、本書の味が濃くなるのではないかと思いました。 ここからは主要登場人物を1人ずつ書いていきます。 ここからはネタバレが多数あります。 ⚪︎清水裕一 土木作業員の彼は風俗嬢を真剣に愛する…

過去一番で怒りが湧いた小説

「イノセント・デイズ」 早見和馬 「本書の帯には衝撃で3日間寝込みました。」と書いてありましたが、僕は怒りで3日間はぷりぷりしていました。 やるせないというかなんというか、死刑になった幸乃がとても許せなかったのです。 そんな時には本書のことを語…

「その女アレックス」 ピエール・ルメートル

初めての外国文学、略して外文の紹介です。 本書はイギリスで大ヒットのカミーユ警部シリーズの第2弾です。 しかし、僕は本書を友だちにすすめられて買った為シリーズ第2弾から読むことになりました。 友だちも第2弾から読み始めていた上にそれに気づいてい…

ブログを始めて四ヶ月が経ちました

「ラットマン」 道尾秀介 一日一冊についてブログに書くということを始めて四ヶ月が経ちました。 いままで読んでくれた方、本当に感謝しています。 毎日読みたくなるようなブログを目指しています。ささいなことでもいいので、ご意見ご感想をお待ちしていま…

「ぶたぶた日記」 矢崎存美

こんなに豊かなファンタジー小説を読んだことがなかった。 もふもふのぶたぶたさんがかわいいのが最高だったが、ぶたぶたさんの周りにいる人も愛おしい。 僕はSFに苦手意識があったのだが、これなら読める。 物語はエッセイ教室に通う6人の男女(この中に…

「百瀬、こっちを向いて。」 中田永一

中田永一さんとは初めましてでしたが、ちょっと陰があるけどさわやかな恋愛短編集でした。 背表紙のあらすじにはみずみずしいとあったものの僕ならば一言付け足します。 みずみずしく、痛い恋愛小説だ と。 ここからは一話ずつ特に気に入った一文を中心に書…

「ズッコケ中年三人組 age43」 那須正幹

遂に僕が最もすごいと思ったミステリーの紹介です。 本書は年に数回しか推理しない僕を夢中にさせ、仕事中ずっとついて考えていたくらいにハマりました。 何度読んでも面白く、そういえばこの三人組は小学生の頃からたくさんの事件に巻き込まれていたなぁと…

「いま、会いにゆきます」 市川拓司

梅雨が近いと思うとちょっと憂鬱です。僕は偏頭痛持ちで、雨の日は特に頭痛がひどい気がします。 何かいい対策があったら教えてほしいです。僕にできるお返しは本の紹介をもっと頑張ることくらいですが。 ちょっと強引な繋げ方ですが、雨に関係ある本といえ…

「君にささやかな奇蹟を」 宇山圭佑

宇山圭佑さんは稀代の恋愛ストーリーテラーだ。 脚本家としても有名だが、小説は普通の感覚が冴え渡り突飛な設定でも共感できるものに仕上げていると思うのだ。 僕は恋愛小説が好きでたくさんの作家さんの多種多様なものを読んできた。 タイムスリップやよみ…

「チルドレン」 伊坂幸太郎

僕は小学校の教員免許を持っていて、今までに色々な子や親御さんに面白い小説の話をしてきました。 (勝手にではありますが、司書の先生と仲良くなり、図書室の番人みたいなことをしていました。) もちろん相手の興味に合わせておすすめしますが、本書をす…

「傍聞き」 長岡弘樹

GWが終わって久しぶりの勤務に疲れたのかカゼをひいてしまいました。 そんな時に職場の近くで安くて美味しいカレー屋さんを発見して、思う存分にスパイスを体に取り入れて元気になりました。 でもやっぱりカレーは実家のが一番だなぁと思いながら本書を思い…

児童向け文庫にも名作は山ほどあります。

「きみにしか聞こえない」 乙一 僕は小学校では「ズッコケ三人組」を中学校では「星新一」を高校では「ブラックジャック」を授業中に読み続けるなどして本に親しんできました。先生にはご迷惑をおかけしました。すみませんでした。 図書室や学級文庫にはたく…

「リターン」 五十嵐貴久

「リカシリーズ」の追記です。 こちらでは本書で一番怖かったところを中心に紹介させていただきます。 舞台は八王子市の高尾や阿佐ヶ谷、高円寺などの中央線沿い。 主人公はコールドケース捜査班の女刑事。 冒頭、高尾で死体が見つかった事件の捜査会議が西…

「ゆきの山荘の惨劇」 柴田よしき

サブタイトル「猫探偵正太郎登場」 前にも書きましたが、黒猫が大好きなこともあってこのシリーズも大好きになりました。というより一番好きなシリーズものです。 柴田よしきさんは一番好きな作家の一人なので、正直ひとりじめしたい気持ちがあって今まで紹…

旅のお供に小説

「雨と夢のあとに」 柳美里 皆さまゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか? 僕は相変わらずカフェや動物園で読書を楽しんでいます。動物園ではカップルや親子連れが多くてうらやましくて泣きそうになるので、読書カフェを開拓したいと思っている今日…

「スマホを落としただけなのに」 志賀晃

この本は発売当日に手に入れて、すぐに読み終わり、多くの人にオススメして買わせた実績があります(笑) 映画化するよという予想を周囲に宣言し、そのとおりになりましたが、誰もほめてくれずだった事を覚えています。 本書の魅力はタイトルからも伝わるよ…

「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊

本書はこのミステリーがすごい!の大賞を受賞し、映画化とドラマ化もされたことで有名な小説です。 今まで色々な小説の2回目、3回目を楽しんできましたが、本書だけは唯一、1度目を読み終えたあと、すぐに2度目を読みました。 真相を知った上でも楽しめる自…

「TENGU」柴田哲孝

先日読書会に参加して皆がビジネス書を紹介してるなかこの本を紹介してきました。 「この本の犯人は天狗なんです。鼻が赤いほうじゃなく烏天狗の方です。天狗の正体がとてもリアリティがあって面白いんですよ!」と訴えて少し興味を持っていただいた、と思い…

「ソウルケイジ」 誉田哲也

最近新しく新生ストロベリーナイトのドラマが始まったが本書はそのシリーズの第二作。 竹内結子と二階堂ふみを比べてしまうが今のところ新生の方も楽しい。 誉田哲也さんの小説はあまりにも女性をひどい目に合わせるのでストロベリーナイトは薄眼を開けなが…

「陰日向に咲く」 劇団ひとり

この小説とは高校生の時に出会って以来、転職や失恋のたびに読んでいる大切な一冊だ。 映画もとても良かったが、小説の方が数倍楽しめる。 何より劇団ひとり先生の筆力がすごい。今までたくさんの芸人が書いた小説を読んできたがそのどれもが「俺はこんな素…

「二歩前を歩く」 石持浅海

本書は大好きなミステリーの一つです。 僕と筆者の心霊に対する考え方が似ているような気がします。 それを石持浅海さんの圧倒的な筆力で訴えてくれた上に、ユーモアたっぷりで大満足な一冊になりました。 本書は全てに超常現象が起こる珍しいタイプのミステ…